후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしゅうてんまきょう
神州天馬侠
吉川 英治
吉川 英治의 神州天馬侠(しんしゅうてんまきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 511,765자 · 1011화면
お父上! お父上!」
ほとばしる激情! われをわすれて駕籠の戸にすがりつき、僧形の人の手をとると、僧も黙然として手をとられ、ゆらりと駕籠のそとに立った。
「お父上! またもや敵の手がまわらぬうちに、一刻もはやく、ここを去ってお越しくださいませ、いざ伊那丸がごあんないいたしまする」
「どこへ? ……わしを連れていくというのじゃ」
「甲信駿三ヵ国のさかい、小太郎山のとりでの奥へ。――オオ父上、そここそ山また山、自然の嶮城、難攻不落の地にござります。お父上のご武運つたなく、ひとたびは織田徳川のために亡びこそすれ、まだその深岳のいただきには、甲斐源氏の旗一旒、秋をのぞんでひるがえっておりまする」
「ああ、その秋はすでに去りました――、天の運行は去ってかえらず、還るは百年ののちか千年の後か――」
「えッ、なんとおっしゃいます……父上!」
染衣の袖にすがりついて、ふと、網代笠の下からあおいだ伊那丸は、あッといって、ぼうぜん――ただぼうぜん、その手をはなしてこういった。
「父上とのみ思うていたが、そちは、鞍馬の果心居士ではないか」
聞くより龍太郎もびっくりして、
「やッ、老先生でござりますと? ――」