일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしゅうてんまきょう

神州天馬侠

吉川 英治

吉川 英治의 神州天馬侠(しんしゅうてんまきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 511,765자 · 1011화면

아오조라 문고

二

そして、その手をふって明るく笑った。あたかも肉親の邂逅のように。

「さて、眼前にまだ一攻めいたす桑名城もござるゆえ、ゆるりとお話もいたしかねるが、お迎えもうしお返しせねばならぬ一品。おじゃまではあろうなれど、小太郎山のとりでへ、土産としてお持ちかえり願いたい」

床几になおって、羽柴秀吉、こういうと手の軍扇を膝にとってかまえながら、

「市松! 市松!」とおごそかに呼ばわった。

「はッ」

という幕かげの答え。主命によって、いまそこへ、控えたばかりの福島市松、一箇の鎧櫃をもって、秀吉と伊那丸の中央にすえた。

「伊那丸どの、お返し申す品はこのなかにある。すなわち、それは武田家のご再興になくてかなわぬ什宝、御旗楯無の名器でござりますぞ」

「や、ではこの中に、御旗楯無の宝物が?」

「秀吉の手にあるわけは、あの和田呂宋兵衛めが、人穴城におったころ、京へ売りつけにきた物をもとめておいたからでござる。もとより、もとめる時からこの秀吉には用のない品、いつかそこもとの手へ返してあげたいと念じていたのじゃ、どうぞ、あらためて貴手へお受け取り願いたい」

武田家無二の什宝――御旗楯無。