후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんしゅうてんまきょう
神州天馬侠
吉川 英治
吉川 英治의 神州天馬侠(しんしゅうてんまきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 511,765자 · 1011화면
松の枝に手をささえて、波うちぎわを見おろした。
「宮内さま、おたのみをうけまして、すっかり陸のようすをみてまいりました」
「ごくろうごくろう、さきほどから、その返辞を待ちかねていたところ、どうであった戦の結果は」
「伊勢の陣から引っかえした秀吉勢は、おそろしい勢いで、無二無三に北国街道をすすみ、堂木山に本陣をおいて、柴田勢を追いちらし、北ノ庄まで馳けすすんでゆくというありさまです」
「ウーム、そうか、北国一の荒武者といわれた、佐久間盛政もそれを食いとめることができなかったか……」
「佐久間勢も、一どは秀吉方の中川清兵衛を破ったそうですが、丹羽長秀が不意の加勢についたため、勝軍は逆になって、北国勢は何千という死骸を山や谷へすてたまま、越前へなだれて退いたといううわさです。このあんばいでは、やがて北ノ庄の柴田勝家も、近いうちには秀吉の軍門にくだるか、でなければ生くびを塩づけにされて凱旋の土産になってしまうだろうと、もっぱら風聞しております」
「おうわかった――北国勢の敗軍であろうとは、ここからながめても、およそ見当がついていた。源五、ごくろうだった。また用があったら笙を吹くから……」