일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしゅうてんまきょう

神州天馬侠

吉川 英治

吉川 英治의 神州天馬侠(しんしゅうてんまきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 511,765자 · 1011화면

아오조라 문고

四

さわやかな秋風が、一陣、まッさかさまに吹いて、地上の紅葉を天空へさらってゆく。

広前にはりめぐらした鯨幕、また別れわかれに陣どった諸家の定紋幕が波のようにハタハタと風をうつ。

大講会第一日の朝――。

群集はこのさわやかな試合場の周囲に、木の葉のようにしずまっていた。三番太鼓を待っていた。

そのなかに伊那丸のすがたが見える。

そばには帷幕の人、小幡民部、木隠龍太郎、山県蔦之助、巽小文治、加賀見忍剣、鞍馬の竹童みな一ツところにならんでいた。

ただ咲耶子のすがたが見えない。

源氏閣のうえから大鷲の羽風とともに姿をかくした咲耶子はどうしたろうか?

それはきょうまでの日に、竹童、龍太郎、小文治の三人が八方くまなくそうさくしてみたけれど、その消息が得られなかったので、やむをえず伊那丸とのやくそくもあるので、いちじ断念して、参会したのであった。

「まだ大講会は開かれませんか」

小文治が民部にはなしかける。

「三番太鼓がなるのを合図として、あの祭壇で御岳の神官とあまたの御岳行者が式をやる。そして、黄母衣、赤母衣、白母衣の三騎が試合場を一巡し、大講会第一番の試合番組をふれてくると間もなく貝あいずと同時に、あの祭壇の下にある大講会のむしろへ論客があがって、築城論議をやることと思われる」