후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしゅうてんまきょう
神州天馬侠
吉川 英治
吉川 英治의 神州天馬侠(しんしゅうてんまきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 511,765자 · 1011화면
ぶンとうなったのは二どめの突き、まえの槍の寸法が倍にのびていったように慈音の胸板へ走ったが、
「かッ!」
と、口をむすんだ地福寺の慈音、それをはずしたとたんに黒い鸞が舞ったかのごとく、刀をふりかざして才蔵の手もとへおどった。
だが! おそかった。
笹の才蔵はうしろへ身をはね、白い槍の穂先が墨染の袖をぬって、慈音のきき手をくるわせた。
明らかに勝負だった。
やぶれた慈音は、衣紋をただして溜りへさがる。
にわかにわいたのは剣道組。
試合目付を通じて、笹の才蔵へもう一勝負とある。
そして、愛洲陰流の疋田浮月斎が雪辱にでたが敗れ、香取流のなにがしがまた敗れ、いよいよ試合がコジれだして、なにかただならぬ凶雲を、この結末が招きはしまいかとあんじられるほど、一種の殺気が群集の心理をあっして、四番試合、五番試合をいいつのる者も、それをぼうかんしている立場の者も、なんとなく荒ッぽい気分に熱してきた。
「すこしおもしろくなってきたな」
「ウーム、こうこなくっちゃ、御岳の兵法大講会らしくない」
と、ニッコリ顔を見あわせていたのは、その空気の一角にあって、四囲のどよめきを愉快がっていた忍剣と龍太郎。