일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

くろだじょすい

黒田如水

吉川 英治

吉川 英治의 黒田如水(くろだじょすい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 163,639자 · 325화면

아오조라 문고

蜂の巣

一

蜂の巣

一

太鼓櫓の棟木の陰へ、すいすいと吸いこまれるように、蜂がかくれてゆく、またぶーんと飛び出してゆくのもある。

ここの太鼓もずいぶん久しい年代を経ているらしい。鋲の一粒一粒が赤く錆びているのでもわかる。四方の太柱でさえ風化して、老人の筋骨のように、あらあらと木目のすじが露出している。要するに、この御着の城と同時に建った物であることは疑いもない。

「……あ、蜂の巣か」

官兵衛は眼をさました。とたんに自分の襟くびをつよくたたいて、廂の裏を赤い眼で見あげた。

ゆうべから彼は寝ていない。一睡のひまを偸むこともできなかったのである。そこでさっきから独りここへ逃避して、柱の下に背を凭せかけたまま、よいこころもちで居眠っていたのであった。

本丸の方からは見えないし、夏の陽ざしもぐあいよく四囲の青葉が遮ってくれている。それに城内でもここの位置は最も高いので、中国山脈の脊梁から吹いてくるそよ風が鬢の毛や、懐を弄って、一刻の午睡をむさぼるには寔に絶好な場所だった。

「これはいかん、だいぶ食われた。……蜂までがおれを寝かさんな」

官兵衛はひとり苦笑して、襟くびや瞼をしきりに手でこすっていた。