후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면
と言っている。が、その時は、じっと見守っているうちに、サイド・ランプが上ったのではなくて船が遠ざかりつつあるのだろうと二人は結論した。全くそう思ってみると、タイタニック号は全速力で南西の方へ急ぎ去って行くように観察されたのだ。そして、同時に、二時十分から、仄かに眺められた灯が一つずつ消えて、再び海事裁判の際に彼等をして、「それは水平線のむこうに船が遠ざかって往く時の景色によく似ていました」と言わしている。丁度二時四十分に凡べての灯りが浪に呑まれた。ストウンとギブスンはこれを水平線の陰に呑まれて見えなくなったように解釈したがこの二時四十分にタイタニック号は沈んだのだ。二人は斯うして助けようと思えば充分助けることの出来る近距離にいながら、全然それと識らずに、タイタニック号の断末魔をぼんやり見物していたのである。
複式ヴァルブ聴取器と遠距離電話が完成された今日の科学知識から観ると、この一九一二年当時の閃光伝達機とクリスタル検電器は、斯ういう非常時の役に立たない幼稚なものだったように考えられ易いが、決してそうではなく、この式で優良な機械は、千五百哩の送電能力を有っていて、現にいまでも、一、二流の大船客以外は、多くはこの様式の無電装置を備えて立派に使用している位いである。