일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

せかいかいきじつわ「じょぶん」

世界怪奇実話

牧 逸馬

牧 逸馬의 世界怪奇実話(せかいかいきじつわ「じょぶん」)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,305자 · 498화면

아오조라 문고

虫が報せたとでも言うのか、エドワルド氏は、急に気になって耐らなくなった。直ぐ階段を走り降りて、ジャネットの船室をノックした。キュヴァリエ少将と洋服屋さんのフェラル氏が、エドワルド氏について見に行った。ドアには、内側から鍵が掛っている。慌しくノックし乍ら、エドワルド氏が呼んだ。

「ジャネット!」

何の応えもない。室内はしいんとしている。何か異変を感じた三人は、力を合わせて扉を破って、転がるように這入ってみると、船室は空である。ジャネット夫人は居ないのだ。狭い船室で、椅子と小寝台があるきりだから、探す余地も、見廻すところもない。きちんと片附けられた部屋の波斯絨毯の上に、今ジャネットの着ていたドレスが円く脱ぎ捨ててある。彼女の体臭のようになっている愛用の香水が、うっすら漂っていた。やっと首だけ出る、円い船窓が開け放してあって、黒く光って流れるラインの水が、夜の唄を歌っていた。一方は内部から鍵の掛ったドア、三方は鉄板の壁、それに、一つの小さな、やっと首が出るだけの円窓――この、何処からも出るところのない狭い船室内で、ジャネット夫人は煙りのように、完全に消えたのだ。