일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

みなもとよりとも

源頼朝

吉川 英治

吉川 英治의 源頼朝(みなもとよりとも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 306,118자 · 613화면

아오조라 문고

「誰か、この浄地に女を隠している者があるのではないか」

などと、他人の秘密でも嗅ぎ知ったように、急に声をひそめ合うのだった。

「――見て来ましょう」

すると。隅の方からやがて立って行く一人があった。痩せた影法師が壁にうごいて、廻廊へ出て行きかけた。

「光厳。おい光厳」

室内から呼び返されて、

「はい」

光厳は、顔と半身を見せた。

いつも病身らしく黙りこくって、灰のように無口でいる若い堂衆である。年もまだ十七、八歳でしかないので、古顔の学生たちはすぐからかった。

「おまえ、見届けに行くのか」

「はい」

「何だって、急にそわそわして、見に行くのだ」

「でも、気になりますから」

「さては、子連れの女を、寺内に匿っているのは、お前だな」

「…………」

光厳の顔いろが青くなったように思われた。

けれど、とたんに大勢の学生たちが、声をそろえて笑ったので、

「いいえ、滅相もない事を」

と、真面目に云い訳する光厳の初心らしさを、よけいおかしがるのみで、その顔いろを怪しむ者もなかった。

嬰児の声は、間もなく聞えなくなってしまった。そして見届けに行った光厳も、やがてすぐ帰って来て、

「何でもありません」