후리가나로 읽는 일본 고전
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みなもとよりとも
源頼朝
吉川 英治
吉川 英治의 源頼朝(みなもとよりとも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 306,118자 · 613화면
遅参の条、緩怠至極。
と怒ったのは、怒られながらも実に快い事だった。将たる器は実にああなければならない。おそらく、こちらの肚も観ぬき、その効果をねらって怒った事かもしれぬが、それにせよ行末頼もしい大将という資格に変りはない。
大事はあのお方の手に依って成し遂げられるにちがいない。そち達も、もはや迷うな。――もっとも誰よりも一番迷っていたのはこのわしじゃが、今日以後、上総介広常はまぎれない頼朝殿の股肱であるぞ。くれぐれ生涯の方向をそち達も過ってくるるなよ――と、広常は、夜更けるまで語りつづけた。
忘驚の人々
一
相模の大庭景親から出した注進の早馬が、京都に着いたのは、九月一日だった。
六波羅では、
「片づいたな」
と、軽く見て、すぐ注進の一通を太政入道の手元へ。べつの一通は役人たちで開封した。
それより前に。
流人兵衛佐頼朝謀叛、遽ニ山木ノ館ヲ囲ミ、
判官兼隆ヲ殺戮シ、放火焼失シ終ンヌ。
という飛報はあったが、
兇徒、ワヅカニ三、四十名ノミ。
とあったので、
「なんじゃ、人騒がせな」
と笑った程であった。
次の早打ちには、
――兇徒、勢ヲ得、三百余人、石橋山ニ立籠ル。