일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしゅうてんまきょう

神州天馬侠

吉川 英治

吉川 英治의 神州天馬侠(しんしゅうてんまきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 511,765자 · 1011화면

아오조라 문고

と、駒をとめて、空をあおいだ咲耶子の声は、うらめしげであった。

「おお、雲は切れめなくいちめんになってきた。咲耶どの、もう駒をはやめてはあぶない、わしはここでおりますから、あなたは岩殿へお帰りなさい」

「いいえ、まだ富士川べりまでは、あいだがあります」

「いや、そなたが帰ってから、小角にとがめられるであろうと思うと、わしは胸がいたくなります。さ、わしをここでおろしてください」

「伊那丸さま、こんなはてしも見えぬ裾野のなかで、馬をお捨てあそばして、どうなりますものか」

いい争っているすきに、十間とは離れない窪地の下から、ぱッと目を射てきた松明のあかり。

「いたッ」

「逃がすな」と、八ぽうからの声である。

「あッ、大へん」

と咲耶子はピシリッと駒をうった。ザザーッと道もえらまずに数十間、一気にかけさせたのもつかの間であった。たのむ馬が、窪地に落ちて脚を折ったはずみに、ふたりはいきおいよく、草むらのなかへ投げ落とされた。

「それッ、落ちた。そこだッ」

むらがりよってきた松明の赤い焔、山刀の光、槍の穂さき。

ふたりのすがたは、たちまちそのかこみのなかに照らしだされた。