후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしゅうてんまきょう
神州天馬侠
吉川 英治
吉川 英治의 神州天馬侠(しんしゅうてんまきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 511,765자 · 1011화면
はッたと睨めて、よらばふたたび投げつけそうな構えである。
「おや、この乞食坊主め、よくも生意気な手だしをしやがったな!」
うばい取った般若丸を持ちなおして、いきなり燕作が斬ってかかると、旅僧はやすやすと体をかわして、手もとへよろけてきた小手をピシリと打った。――燕作はしたたかに手首をうたれて、ホロリと刀を落としたので、それをひろい取ろうとすると、ふたたびヤッ! というするどい気合い、こんどは堤の下へつき落とされた。
ズルズルとすべり落ちたが、まだ性こりもなく起きあがって、いまの仕返しをする気でいると、ひとりとおもった旅僧のほかに、まだ同じすがたの行脚僧がふたり、すぐそこにたたずんでいたので、
「あッ、いけねえ!」
とばかり一もくさん、堤のしたを縫って逃げだしてしまった。
そのうしろすがたのおかしさに、ふたりの僧は見おくりながら、
「ははははは」
とほがらかに笑い合う。
と、堤の上から先のひとりの僧が降りてきて、燕作のすてていった般若丸をたずさえてきて、
「この太刀を見おぼえはござりませぬか……」
膝をおって、丈のたかい僧のひとりへさしだした。
網代笠にかくされて、僧のおもざしはうかがいようもないが、丸ぐけの紐をむすんだ口もとの色白く、どこか凛々しいその行脚僧は、衣のそでで陽をよけながら、ジイッと刃をみつめてい