일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしゅうてんまきょう

神州天馬侠

吉川 英治

吉川 英治의 神州天馬侠(しんしゅうてんまきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 511,765자 · 1011화면

아오조라 문고

そのまに、筏のように水に浮いた駕籠がグングンとゆれつつ押しながれ、その上には和田呂宋兵衛、ざまを見ろといわんばかりに、白い歯をむいてあざわらっている。

「ウーム、おのれ邪法の外道め、見ておれよ!」

水勢に巻かれて、むなしく立ち往生してしまった主従三人は、もう胸の上まで濁水にひたって、樹の枝につかまりながら、敵のゆくえをにらんでいたが、そのとき、加賀見忍剣は、はじめて破術の法を思いだして、散魔文の秘句をとなえ、手の禅杖をふりあげ、エイッ! と水流を切断するように打ちおろした。

水面をうった法密の禅杖に、サッと水がふたつに分れたと思うと、散魔文の破術にあって狼狽した呂宋兵衛は徒歩になってまッしぐらにかなたへ逃げだし、まんまんと波流をえがいていた濁水は、みるみるうちに、一抹の水蒸気となって上昇してゆく……そして松並木の街道は、ふたたびもとののどかな朝にかえっていた。

まるで、悪夢から醒めたよう……ふとみると春の陽はさんさんと木の間からもれて若草にもえ、鳥はほがらかに音を張ってうたっている。それのみか、呂宋兵衛が水に浮かして乗りさったと思えた鎖駕籠は、一寸の場所もかえずに、もとのところにすえられてある。