일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしゅうてんまきょう

神州天馬侠

吉川 英治

吉川 英治의 神州天馬侠(しんしゅうてんまきょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 511,765자 · 1011화면

아오조라 문고

遺恨試合となった以上、突くであろう、肉を! 脾腹を!

やわか! と必死な藤次、うしろの溜りでは仲間の者は、ワーッと熱風のような声援を送ったが、だめ、だめ、だめ、一尺、二尺、三尺――すでに七、八尺、槍に追いつめられた祇園藤次、

「ムムッ、おのれ!」

捨て身にでて、われからバッと、反撥的に打ちこんだ。

そのとたんに、

突くよと見えた才蔵の槍が、片手なぐりに藤次の体をはらったが、パキン! というすさまじい音と一しょに、かれの手にあった尺三、四寸の白栴檀の小太刀が、槍ではねられた勢いをくって、クルクルクルッととんぼのぼりに虚空へ向かってすッ飛んだ。

そして、藤次は?

才蔵は?

この勝敗は?

いや、ところが群集は一せつなに、試合の結果をその脳裡から押ッぽりわすれて、

「あ! あ! あ! あ! あッ!」

と、空へ目をつってしまった。

小太刀のちいさくなる空へ――。

読者よ。

次におこる驚天動地の争闘。御岳山上におけるこの篇の大眼目を描くために、あえて、ここに緩慢な数行をついやす筆者の作心の支度をゆるしたまえ。

はしなくも、遺恨試合となった激怒のハズミに、才蔵の槍の勢いで、虚空にとばされた白栴檀の木太刀が、そのとき、つつがなく地上に落ちてかえってくれば、なんのことはなかったのである。