일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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やそうざっき・やちょうざっき

野草雑記・野鳥雑記

柳田 国男

柳田 国男의 野草雑記・野鳥雑記(やそうざっき・やちょうざっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 144,016자 · 284화면

아오조라 문고

八

そうして大抵は老人か女か子供、忙がしい働き手はそんなことを考えている余裕もないから、世の中が段々ませて来ると、もう鳥虫の歌は今日の舶来の歌の如く、意味は何でも構わぬという音楽になるのである。私はこれを忘れてしまわぬうちにと思って、少しずつ集めて置いたものである。こういう話のついでにぼつぼつと思い出すならば、いかるがという鳥がヒジリコキーと啼いたというのも、古い時代の戯れ言葉かと思われる。ヒジリは上人で女房はないはずであるのに、時々はその聖の児というものがいたのである。キーは調子を高く別に発声するから、恐らくは嘲ける意味に聴えたのであろう。地方によってはこの鳥を三光鳥ともいって、「月星日」と啼くというのが、信州の諏訪・筑摩ではミノカサキー、奥州のどこかの田舎ではアケベエキー、即ち紅い衣を著よと聴いていた時代もあった。四月山々の花のゆったりと咲く頃に、なつかしい心持を以てこの鳥の枝に遊ぶのを、見ていた子供たちの姿まで目に浮ぶようである。

八

これとは反対に時鳥の啼き声には、どういうわけでか哀愁を催すような話が多く伴のうている。昔名古屋の近くの村で、五つ六つばかりの男の子が、人に連れられて物詣りに行く途中、頻りにこの鳥の啼く声を聴いて、一人で嬉しそうに笑っていた。