후리가나로 읽는 일본 고전
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やそうざっき・やちょうざっき
野草雑記・野鳥雑記
柳田 国男
柳田 国男의 野草雑記・野鳥雑記(やそうざっき・やちょうざっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 144,016자 · 284화면
蒲公英
一
我々の先祖も山に拠り、山あいの小さな空地のみを捜し求めて、末々その後裔がこんな海端の平蕪の地に、集合しまた放浪しようとも思わなかったことは同じだが、人間の長所は次々の境涯に応じて組織を拡大し生活ぶりを変え、新たな名称を認め新たな美徳をたたえるに急であった余り、古い縁故のある若干の天然を疎外し、また時としては敵視しなければならなかったのである。しかしタケニ草の世もまた開けた。人と交渉する言葉は多くなり、それがまた追々と耳に快いものとなろうとしている。この落莫たる生活があわれを認められ、終に人間の詩の中に入って来るのも、そう遠い未来ではないように思われる。
蒲公英
一
春になって郊外の路をあるくたびに、何度となく考えて見たことであるが、タンポポは日本の昔からの野の草だ。これが新らしい春の日の光に耀いて、黒い土の上に咲いているのを見て、眼を怡ばしめなかった人はなかったろう。そうすれば必ず名があったはずである。歌を詠まなかった万葉時代の我々は、果してこの草を何と呼んでいたろうか。以前佳い名があって不幸にして忘れられたか。ただしはまた歌に向かないタンポポが古語であったために、こうしていつまでも子供にしか省みられないのであろうか。