후리가나로 읽는 일본 고전
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やそうざっき・やちょうざっき
野草雑記・野鳥雑記
柳田 国男
柳田 国男의 野草雑記・野鳥雑記(やそうざっき・やちょうざっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 144,016자 · 284화면
三巻六号)。その神鹿の蹄の痕、及び犬岩・握飯岩などの遺跡もあると言うから、とにかく土地では実際あったこととして伝えていたので、化して鳥となる点はいわぬけれども、かつて井上哲次郎氏の作として有名であった「孝女白菊」なども、あるいはこの昔話を現代化したのではなかったかと思う。
今日の人の考えからいうと、せっかくこのような美談を伝えておりながら、石になったの鳥に化したのと、信じ難いことを附け添えたのは不本意かも知れぬが、実際はその方が元は主であった。山に奇妙な形をした石がなく、また夏ごとにこの鳥が啼かなかったならば、この一話の永世に伝わらなかったのは固より、あるいは最初からこれを説く者もなかったかも知れない。事蹟はそれほどにまで遠い幽かな記憶であって、ただ年々の鳥の声ばかりが、現実に人の心を動かしておったのである。けだし九州には土著の久しい山村も多いことだから、同じ話はなお色々の変化を以て、阿蘇や山国谷以外にも行われているに違いない、それを比べて見れば必ず新たに心付くことがあろうと思うが、その仕事はまだこれからである。そこで私は試みに遠く離れた土地の例を引いて、この想像の必ずしも空なものでないことを認めてもらおうとするのである。