후리가나로 읽는 일본 고전
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やそうざっき・やちょうざっき
野草雑記・野鳥雑記
柳田 国男
柳田 国男의 野草雑記・野鳥雑記(やそうざっき・やちょうざっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 144,016자 · 284화면
今までの子供の遊戯は、大抵は成人の所作の模倣であった。これも多分は古い時代に、餅を烏に投げ与えた際の唱え言で、烏勧請は即ち烏を迎えて、饗応をするという意味であったのを、後には口拍子に猫勧請を付添えたものと思われる。
自分はそういって独りで感心していると、傍からまた注意をした者がある。関東の子供等は今でも烏の空を行くのを見ると
烏はかアかア勘三郎
雀はちゅうちゅう忠三郎
とんびは熊野のかね叩き
百日たたいて麦一升
などと、何も投げずにただこういって囃すが、文句の長くなったのは面白ずくであって、この勘三郎も本来は烏勧請、即ち烏を招待する時の言葉から出たものかも知れぬという。なるほどそれもまた一つの発見かも知れぬが、これにはなお一応東京近郊のゴルフ場でも、折々は飛ぶ球をくわえに来る烏があるか否かを確かめてから、問題にしても遅くはない。近頃の考証家中には言葉ばかりを気にする人もあるが、言葉ほどこじつけやすいものはないのである。言葉は傍証であって事実の根拠が確かめられた後に、それと思い合せていよいよ間違いがないという時の役にしか立たぬものである。
我々がここで考えて見なければならぬのは、島原半島の烏のゴルフの球をくわえに来る技術は、果して児童の悪戯の円い平たい小石ばかりで、これを養成することが出来たかどうかである。