후리가나로 읽는 일본 고전
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
村井 弦斎의 食道楽(くいどうらく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,435자 · 329화면
家庭の幸福は富の力でもなし、才智や芸術の力でもなし、全く覚悟の力です。世間の親たちや娘が婿の候補者を択ぶ時は必ず過去の経歴を問いますがこれも無論必要の事に違いありませんけれども良人たる資格は過去の経歴よりもむしろ未来の覚悟如何にあるのです。今までは品行方正であったと保証してもそれは銭がないために止むを得ず方正らしく見えたのか、あるいは父兄の監督が厳しかったのか、あるいは他に制裁があったのか、つまり他働的の品行方正は未来の保証になりません。その人に確乎たる覚悟があって身心を高潔に保つ人でなければ結婚後或る動機のため品行が忽ち崩れて酒道楽や女道楽に耽らないとも限りません。実際そういう人が世間に沢山あります。学校時代は非常の勉強家だといっても優等生になりたいため即ち競争の結果で勉強した人は競争が止むと勉強も止みます。心の趣味から勉学する、即ち勉強を道楽にする人は何時になっても止みません。正直といってもまだ不正直な事を知らないために正直な人もあり、親切らしく見えても報酬を得たいための親切もあります。女の顔を見ると無闇に優しくする人が妻を持ってから案外その妻に優しくなかったり、結婚の当座だけ妻を大切にして一、二年も過ぎると奴隷扱いにするような人物も寡くありません。