후리가나로 읽는 일본 고전
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
村井 弦斎의 食道楽(くいどうらく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,435자 · 329화면
それから十分間も過ぎたらまた戸を明けて汁を肉の上へかけて幾度もその通りにしますと、バターや塩胡椒の味がよく肉へ浸みます。沢山の肉を焼く時にはその味を浸込ませるため鉄串か箸でポツポツと肉へ孔を明けてもようございます。最初から一時間と二十分位焼けば豚のロースが出来ます。それを冷しておいて薄く二十人前に截ればコールポークが出来ます」小山「なるほどね。豚のロースが一斤二十二銭と見て三斤で六十六銭、それに塩と胡椒とバターが五銭と積もれば沢山ですね。合せて七十一銭ですが、時にお登和さんロースを焼には火は強い方がいいのでしょうね」お登和嬢「ハイ強い方です。途中で炭が減って火が弱くなりましたら脇の七輪で火を起して折々継ぎ足さなければなりません」小山「テンピに使う炭は何がいいのです」お登和嬢「土釜の上等がようございますね。立消のしない上等の土釜を起してテンピの上へ載せておきますが二、三十分過ぎると灰が沢山出来て火力を弱くしますから折々団扇で強く煽いでその灰を払わなければなりません。灰のある時とない時とでは火の利き方が大層違います」小山「そうでございましょう。宅なんぞではテンピへ火を載せた切りで打捨っておきますから灰は溜まる、火は弱くなる、何分間で出来ると伺ったものもなかなかその通りに出来ません。