후리가나로 읽는 일본 고전
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
村井 弦斎의 食道楽(くいどうらく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,435자 · 329화면
貴君にも似合わんでありませんか。南陽の諸葛が廬、西蜀の子雲が亭、何の陋かこれあらんという事もあります。それに御掃除が行届いていて大層お綺麗です。此方には蠅がおらんで何より結構ですね。我輩の家なぞは隣屋敷に馬が飼ってあるためか蠅が多くて仕方がありません。蠅のおらんのは何より心持がよい」と頻に羨むはお世辞にあらず。中川はここにおいて少しく心に勇気出でたり「イヤ広海さん、この家もなかなか沢山の蠅で、御覧なさい、天井にはあの通り蠅の痕が胡麻塩のようになっています。しかし蠅というものは衛生上に極く悪いもので伝染病の紹介者にもなり食物を腐敗させる原因にもなり、台所の大敵でございますから毎日蠅を征伐致します。私は世間の家で庭へ草が生えると草取男を雇って取らせるのに、何故台所のために蠅取男を雇わないかと怪みます。庭の草は直接に衛生の害となりませんが台所の蠅は少し油断すると直ぐに食物の上へ飛んで来ます。なかなか蠅除をかけた位で追付きません。掃溜へたかって腐敗物を舐めた嘴で出来たての食物を舐めますからその気味の悪い事、つまり有毒細菌を運搬して歩くのです。その上に卵を生むしそれが孵化ると蛆になりますし、蠅ほど不潔なものはありません。