후리가나로 읽는 일본 고전
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
村井 弦斎의 食道楽(くいどうらく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,435자 · 329화면
親戚の厄介になっている人もありましょう。あるいは全く独立している人もありましょう。たとい独立の生活を送っている人でも我が配偶を定める時には最も経験に富んだ老功の人に判断してもらわなければなりません。我が心を主として配偶者を択り出したらば必ず後悔する事が出来ます。特別な賢婦人ならイザ知らず、若い女の心は道理よりも感情に傾きやすいから感情を以て良人を択んだら十人が九人まで大間違を起します。旨く中ってもいわゆる八ツ中りの僥倖に過ぎません。若い女は自ら良人を択ぶの能力がないものと覚悟しているのが一番です。その代り親たちに択出してもらった時その可否を決断する場合にはよくよく考えてみて、自分に不満足がなかったら承知の返事をしてもよいが不満足のあるのに心を曲げて服従するには及びません。男女の間には性理上の適不適という事があります。いくら先の男が完全無欠に見えても性理上の不適合があったら決して娘の気が進みません。気の進まないのを強いて結婚すれば必らず後に不愉快を感じて家庭の不和が起ります。それも一度見合をしたばかりで碌に顔も見ず口も利かないで夢中でお嫁に行くようなのは気の進むも進まんもありませんけれども親たちが久しく交際して自分もしばしばその人を見る場合があれば自から気の進む人と進まない人が出来ます。