후리가나로 읽는 일본 고전
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くいどうらく
食道楽
村井 弦斎
村井 弦斎의 食道楽(くいどうらく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 167,435자 · 329화면
玉子廻しを使ってさえ草臥れますから玉子廻しのない処では随分困りますね。私も田舎の人にそういう事を教えて進げたいと思いますが何とか外に玉子を泡立てる工風はないものでしょうか」お登和嬢「そうですね、車の着いた西洋の玉子廻しはちょいと出来ませんけれども和製の玉子廻しならどんな田舎でも自分の家で訳なく出来ます。『食道楽』という書物の春の巻の二百十六ページ〔春の巻 第七十四 色々の朝食〕を御覧になると、上段の註に玉子廻しの器械の図が二ツ出ています。その一とつの方は鉄線を寄せたのですから誰れにでも出来ます。ちょうど素麺位な鉄線を長さ一尺五寸位ずつ七本に剪ってあの図を側へ置きながら小さな擂木の頭で互い違いに鉄線の中ほどを円く曲げて手元の方を寄せて固く巻いてあの図の通りにすれば少しもむずかしい事はありません」玉江嬢「それではカステラ鍋やテンピも田舎で出来ましょうか」お登和嬢「出来ますとも、やっぱり今の書物の二十八ページ〔春の巻 第十 豚の刺身〕にカステラ鍋とテンピの図が出ていますからあれを見てブリキ屋に造せれば何処でも出来ます。カステラ鍋の方は全体が銅で白身を敷いてあって上は被せ蓋で蓋の中ほどが一段低く出来ていますけれども田舎で使うには厚いブリキの箱へ蓋を載せるようにすれば沢山です。