轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

わかむらさき

わか紫

泉 鏡花

「新小説 第十年第一卷」1905(明治38)年1月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 37,708 字 · 75 页

青空文庫

七

」

七

おじい傍から引取って、

「ええ、旦那、つい串戯に、一番驚かしてくれようと、おう、姉や、とそれ、雲助声を出しやしたが、棲折笠に竹の杖、小袖の上へ浴衣を着て、緋の褌にもつれながら、花道を出るのと違って、方なし、おどかしが利きやせん。

権現様の出開帳に、お寺の門によたれている、躄ほどにも思わねえか、平気で、私かいッて傍へ来るだ。」

「雲助の御威光、こうまでに衰えたか、とあんまり強腹だから、ちと凄味に、厭だと吐かしや、と押被せて、それから、もし、あの胸にかけていやす、その新しい苞の中をね、開けて見せろッて申しやした。」

守護のように、ちゃんと斜めにかけているのを、旅客はまたこの時顧たのである。

と同時に、お鶴も俯向いて熟と視めた。

「旦那、これがその申上げた洒落というんで、実は、おじいの思いつきでござりやしてね。」

「へい、」

「苞からポンと出た処勝負、ものは何でも構わねえ、身ぐるみ賭けると、おじいが丁で、私が半。」

「姉や、こう開けてくんねえ、というと旦那、てんづけ頭をふるんでさ。べらぼうめ、どこだと思う、場所が場所だに己達だ。

汝、その、胸を開けて、出来立ての乳首を見せろ、という難題だって、往生しねえじゃならねえわ。