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しょうわゆうげきたい
昭和遊撃隊
平田 晋策
「少年倶楽部」1934(昭和9)年1月号~12月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 102,452 字 · 208 页
それから清君の方は、今まで通り三等兵曹の取扱いだ。どうだ、それで不平はないかね。」
「はい、三等水兵でもかまいません。僕はもう腕が鳴って仕方がないんです。」
清君は黒い大きな瞳をかがやかした。
「よしッ。」大佐は、たのもしそうに、うなずいて、
「君は潜水艦『八島』に乗組むことになっているんだ。※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんは小川中佐の指図をうけて、この『最上』に残る。それでいいか。」
「まあ。」――※(「火+華」、第3水準1-87-62)代は、ちょっと悲しそうな表情をしたが、――二人が別れ別れに戦うのもまた愉快ではないか。清君は、※(「火+華」、第3水準1-87-62)代の方をふりむいて、
「いいですとも。ねえ、※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さん、君は心臓が弱いから潜水艦に乗れないんだよ。」
とからかった。※(「火+華」、第3水準1-87-62)代さんはすねた恰好をして、
「まあ、そんなことないわ。わたしの心臓はとても強いのよ。」
「こらこら、変な口喧嘩をするんじゃない。――じゃ、清君は、これからすぐに『八島』の方へ行け。――君たちに酒をすすめるのは悪いことだが、一つ別れの盃をあげよう。