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Japanische Klassiker mit Furigana

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ばいりせんせいぎょうじょうき

梅里先生行状記

吉川 英治

Lesen Sie 梅里先生行状記 (ばいりせんせいぎょうじょうき) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 209.260 Zeichen · 418 Bildschirme

Aozora Bunko

江戸城も南に望まれる。

史館の大額の下には、次のような館則が、壁に貼ってあった。

一、会館ハ辰半ニ入、未刻ニ退ク可

一、書策ハ謹デ之ヲ汚穢紛失スベカラズ

一、文ヲ論ジ事ヲ考フルニ各※(二の字点、1-2-22)力ヲ竭シ、モシ他ヲ駁ス所アラバ、虚心之ヲ議シテ独見ヲ執ルナカレ

一、席ニ在ツテハ怠惰放肆ナルナカレ

この曠世の文業に、光圀を扶翼して、蒐書や研究や編修の実務にあたった人々としては、人見又左、吉弘元常などをはじめとして、板垣矩、中村帆、岡部仙、松田効、小宅順、田中犀東など以下、筆生だけでも十余名が、机をならべて、孜々、旧記を抜抄したり、原稿の清書にあたったりしていた。

また。

佐々十竹だの、吉弘元常などは、史料蒐集のために、奈良を中心に各地を歩いてもいた。

まもなく、安積澹泊をむかえて編纂主任とし、家老の藤井紋太夫には史館の経営をもっぱら任せた。

秋山孟慶とか、丸山可澄などは、管理部として、その下に務めていた。

年を更えて。

佐々、丸山のふたりは、全国的に古文献をたずねあるいていた。

その足跡は、山陰、山陽、西海、北陸の諸道にわたっている。

民間だけでなく、ずっと後ではあるが、光圀の書面をたずさえた大串元善は、京都の菊亭内府を訪れて、宮中の秘庫につたわる貴重な文書や書籍の借覧まで熱心に願い出ていた。