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Japanische Klassiker mit Furigana

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かいていたいりく

海底大陸

海野 十三

Lesen Sie 海底大陸 (かいていたいりく) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 89.400 Zeichen · 179 Bildschirme

Aozora Bunko

そして、クイーン・メリー号の捜査情報のなかから最も新しいものをえらんで教えてやった。それは主として捜査艦艇の配置と、その報告の羅列だった。

「――しかし、けっきょくのところ、メリー号の行方は今夕とおなじようにサッパリわからないのだ」

そういって艦長は、沈痛な顔をして言葉をむすんだ。

スミス警部も、それを大きなためいきとともに聞いた。艦長の立つうしろのかべには、大きな大西洋の海図がかかっていた。まったく大西洋ははてしもないほど広いのであった。

甲板から当直将校の声が伝声管をつたわって聞こえてきた。いよいよルゾン号に追いついたというしらせであった。

甲板に出てみると、いつしか東の空がポーッと白みかかっていた。汽艇は波の間に浮いて、スミス警部を待っていた。

「やあ、しっかりやって来たまえ」

そういう声に送られて、警部は暁の洋上に船をのりかえることになった。彼はもう海軍の軍人のように、挙手の礼をもって祖国の駆逐艦に別れをつげた。

スミス警部は、やがてフランス汽船ルゾン号上の人となった。

ルゾン号は五千トンばかりの貨物汽船であった。しかし、戦時にはいつでも航空母艦になれるように出来ていたから、スピードも三十ノットの上出るというすこぶる快速船だった。