Japanische Klassiker mit Furigana
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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
Lesen Sie 海底大陸 (かいていたいりく) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 89.400 Zeichen · 179 Bildschirme
人間か怪物か
甲板から飛びこまなきゃいいが……」
と、クーパーがつぶやけば、
「えッ、わたしがどうしたとおっしゃるので……」
と、思いがけなくも、クーパー事務長の鼻の先にマルラの声が聞こえた。
「おやッ、マルラ! そこにいたのか」
「おやッ、事務長ですね。わたしはここにいますが、わたしはまた、あなたがかけ出したんだとばかり思っていたが、今のはそうじゃなかったのですか」
「もちろん、ぼくじゃない」
と、クーパーはぶっつけるようにいって、
「そしてきみでもない。ふたりのほかのだれかだ。しかも、あんな変な声を出すやつって、一たいだれだろう」
とたんに、どこからともなく、れいのなまぐさい悪臭がプーンとおそってきた。
そのとき、テーブルの上に手をついたクーパーが、びっくりするような大声で叫んだ。
「おやッ、マルラ。テーブルの上をさぐってみろ。なんだかベトベトしたものが一ぱいついているんだ。におうのはそれなんだ。わかった。おい、気をつけていろ。なんだかみょうな生き物が、そこらをうろうろしているらしいぞ」
マルラはそれを聞くと、歯の根も合わず、ガタガタふるえだした。
人間か怪物か
事務長クーパーはマルラをはげまして、さっそく手さぐりながら、入口のドアをとじてガチャリとかぎをかけた。