Japanische Klassiker mit Furigana
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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
Lesen Sie 海底大陸 (かいていたいりく) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 89.400 Zeichen · 179 Bildschirme
密令
やがて海底超人たちは、名残りおしそうに甲板を見まわしたり、これから飛びこもうとする暗い海面をながめたりしていた。
事務長クーパーは、そうなる機会をねらっていたのである。
かれは、すばやく一等運転士パイクソンのもとに、ある密令をつたえた。おりからパイクソンは、船底にちかいところにとじこめられていたが、クーパーからの電話に、海底超人のすきをうかがって船底無電室にしのびよった。
幸いに、そこに見はりをしていた海底超人の姿は見えなかったので、えたりかしこしと、すぐさま無電室にとびこんだ。
無電室の中には、誰もいなかった。無電技師はどこへ行ったか、消息はまったく不明であった。第一この船底無線電信室というのは、遭難の場合に最後に使う無電室なのであるから、器械もかんたんでそまつであった。
パイクソンは、かたい決心を眉の間にみせて、無電器械のまえに近づいた。そして、まず、電源スイッチをぐっと入れてみると、うまく電気がくるではないか。かれは思わず、
「しめた……」
とさけんだ。
密令
パイクソンは、無電器械について、すこしは知っていた。
かれはそこに自動救護信号送信機があるのに目をつけ、すばやくその赤いぼたんをおした。