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Japanische Klassiker mit Furigana

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かいていたいりく

海底大陸

海野 十三

Lesen Sie 海底大陸 (かいていたいりく) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 89.400 Zeichen · 179 Bildschirme

Aozora Bunko

再生の夜

そとはまっくらな夜だ。

海上は波立っている。

そのとき楕円形がぱっと宙にとびちった。メリー号をつつんでいた外殻がとれたのだ。巨船は三カ月ぶりで、やっと大気の中につかったのであった。

再生の夜

そよ風吹くしずかな海上であった。

いま、巨船クイーン・メリー号はひさかたぶりに、なつかしい海上にぽっかり浮かんでいる。

船体のペンキは、もう見るかげもないほどきたなくはげているのであるが、幸いに夜のこととて、やみの中にうまく目だたなかった。

多数の船員や乗客たちは、海底超人のため船室や船底におしこめられているが、本船が海上にうかんだことを、それと察した。なぜなら、かれらは、波のうねりに船体がぐーっとゆれるのに気がついたからである。

海底超人は、いまや用がおわったので、群をなして、ぞろぞろと甲板の上にはいのぼってきた。うすきみわるい大きなまるい頭が、まるでゴム風船をよせあつめたように見え、そしてかれらは、まるで風が障子の破れ目にあたるときに発するような奇異な声をあげて、しきりになにごとかささやきあった。それはたぶん、浮揚作業も終ってまあよかったねえ、といったような話らしかった。