Japanische Klassiker mit Furigana
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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
Lesen Sie 海底大陸 (かいていたいりく) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 89.400 Zeichen · 179 Bildschirme
土煙のかなた
「ああ、長良川博士。せっかくですが、もうおそいです。いま余の耳には、はっきりと海底超人の怒りの声が聞こえてきました。博士には、あのさわぎが聞こえませんか。あの地響きがきこえませぬか」
そういううちにロロー殿下をとりまいた学者たちの耳にも、ごーッという気味のわるい地響きと、そして怪しげなときの声とが、入りまじって聞こえてきた。
「ああ、なんだろう、あれは――」
と思っているうちに、古い煉瓦建のかべが、みしみしと鳴りだした。
「ああ、地震だ」
ついで、学者たちの立っている足の下が、船のようにゆれだした。さあ、たいへんである。学者たちは、さきほどの気色もどこへやら、その場にはいまわる者もあり、あるいは階段をかけあがる者もあった。
一体なにごとが起こったのであろうか?
土煙のかなた
「長良川博士。こっちへいらっしゃい。ドン助教授、三千夫君。さあ三人ともこっちへいらっしゃい」
ロロー殿下がさけんだ。
あまりの異変に、博士たちはともに気を失いかけていたところだったが、殿下の声がやっと耳にはいった。しかし大地は盛んにゆれていて、かれらはもう歩けない。
(どうしたものか?)