Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

かいていたいりく

海底大陸

海野 十三

Lesen Sie 海底大陸 (かいていたいりく) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 89.400 Zeichen · 179 Bildschirme

Aozora Bunko

洋上の怪物

このとき三千夫少年は、やっと気がついたらしく、まゆにしわをよせ、うでをグッとまげた。

洋上の怪物

「うん、気がついたらしい」

と、一同は大よろこびだった。

「さあ、それでは下へつれていって、すこしいたわってやれ。元気がかいふくしたうえでないと、なにを聞いてもいけないぞ」

と、エバン船長は、厳然たるなかに、深いおもいやりのある言葉をかけた。

スミス警部は、船長の方をチラリと見て、こまったなァという顔つきをした。警部としては一秒たりともはやく少年の告白を聞いて、メリー号の安否をただしたいのであった。しかしかれの希望は、すっかりじゃまされてしまった。その上、ルゾン号づきの医師が甲板に出てきて、三千夫少年を診察したあげく、少年が、夏の海とはいえ、かなり体をひやして、心臓がたいへん弱っているから、すくなくとも一時間は十分に手あてをくわえて経過を見ていなければ、取りかえしのつかないことになると警告したから、なおさらどうしようもなかった。

スミス警部はしかたなく、その一時間を待つことになった。

そのかわり、かれはただちに、メリー号の失踪現場附近でボーイ三千夫少年をルゾン号が救助したことを無線電信でもって、本国ならびに捜査隊に急報した。