Japanische Klassiker mit Furigana
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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
Lesen Sie 海底大陸 (かいていたいりく) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 89.400 Zeichen · 179 Bildschirme
怪しき浮游物が?
いったいなんであろう。
乗組員も乗客も、われがちに舷側からのびあがって右舷二千メートルかなたを見やると、なるほど白く波立った海面に、見えつかくれつして動いている一個の怪物体があった。
「うむ、見える見える。赤だの青だの、なんだかゴチャゴチャした色をしているから、ハッキリ形はわからないが、これはれいのラスキン大尉が名をつけたという『鉄水母』ではないのかなァ」
と、望遠鏡の中をしきりにのぞいている高級船員がいった。
「なに、鉄水母だって。それはたいへんだ。おい、ちょっとその望遠鏡をこっちへかせ」
わあわあというさわぎのうちに、船橋に立っているエバン船長は、ただちにその鉄水母らしきものを全速力で追跡しろと命令した。
船の機関は、たちまちごうごうと鳴りだした。あわだった海面が飛ぶように後に移動していく。船体はいまにも爆破しそうにブルブルとうなる。
「うん、見えるぞ見えるぞ。なんだか、眼玉のようなものが二つ、ぐるぐるまわっているぞ」
「おや、大砲みたいなものが出てきたぞ、あぶないッ」
と、いっているとき、パッと白煙が鉄水母の上にあがったと思う間もなく、ドーンと爆音が起こった。