Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいていたいりく

海底大陸

海野 十三

Lesen Sie 海底大陸 (かいていたいりく) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 89.400 Zeichen · 179 Bildschirme

Aozora Bunko

「えっ、海がないとは、――」

三人は舷ごしに、海のない空間を見た。

水準線から下の赤ペンキをぬった船腹がはっきりと見られた。まるで浮きドックにはいっているようなかっこうだった。

「これはおどろいた。いったい、ここはどこだろう」

と、マルラはぶるぶるふるえながら叫んだ。

クーパーは双眼鏡をとって、ずっと前方を見ていたが、かれの顔色は、だんだんと青くなっていった。

「うむ、奇怪なこともあればあるものだ。ねえ、パイクソン。ここから二百メートルほどむこうを双眼鏡でよくみてごらん。たしかにかべみたいなものが見える。もっともそのかべは透明なんだが、それでもかべであることにはまちがいない」

「なに、透明のかべが見えるって。どれ、――」

パイクソンも双眼鏡を眼にあててみて、同じように顔色をかえた。

「おお、クーパー。ぼくたちはとんでもないところへ来ているぞ。海のない、透明なかべの中! ここは天国か地獄かのどっちかではないかね」

「うむ、すくなくとも天国ではない。なぜって、こんなくさい天国があるとは、聖書に書いてなかったからね」

この会話を聞いていたマルラは、急にふたりにしがみついた。