Japanische Klassiker mit Furigana
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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
Lesen Sie 海底大陸 (かいていたいりく) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 89.400 Zeichen · 179 Bildschirme
わがメリー号は、とんでもないところへ来たものだ」
一等運転士パイクソンは、勇敢にも舷側へでていって、怪物の逃げて行った方向をすかして見ていたが、そのうちにぱっと身をひるがえして、かけもどった。
「事務長。逆襲だ」
「えっ、逆襲?」
「怪物が逆襲してきた。こんどは猛烈なかずだ。あの透明かべの下から、ぞろぞろはいこんでくるのだ。甲板に出ていちゃ危険だ。船室へたてこもった方がいい」
「うむ、じゃ引っこもう。マルラ、早く船室にはいれ」
三人は船室にぱっととびこんで、かたくドアにじょうをおろした。
クーパーはマルラに命じて、船内に警報をださせた。
また、要所要所に電話をかけて、入口をかたくとじるように注意をあたえた。
船客のおどろきはたいへんなものであった。
眼が見えなくなって不安にとざされているところへ、怪物が舷側からはいこんでくるというのだから、たれもかれも、いよいよいのちの終るときがきたと思った。
船員は不自由な視力に屈せず、勇敢にも船客たちを落ち着かせることにつとめた。こういう一大事件が起こっては、いのちのことなんか心配してもしかたがない。それよりは気を落ちつけることだ。