Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

しんしゅうてんまきょう

神州天馬侠

吉川 英治

Lesen Sie 神州天馬侠 (しんしゅうてんまきょう) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 511.765 Zeichen · 1011 Bildschirme

Aozora Bunko

「ア、おじさんたちはおいらをどうするんだい!」

「いやおこるな、竹童。こっちのいうことだけ聞いて逃げられぬ用心。そうしていても耳はきこえようからよく聞けよ。御旗楯無の宝物は、ここにいる轟又八に京へ持たせて、いまはぶりも金まわりもよい羽柴秀吉に金子千貫で売りとばした。それゆえ、いまの持主は秀吉、この山寨には置いてない。さ、このうえは果心先生からおさずけの秘法をうけたまわろう」

「たしかにわかりました。では先生の秘法をおさずけもうします。そもそも層雲くずれの大難は、どんな名将でものがれることのできぬものでござりますが、その難をさけるには、まず夜の酉から亥のあいだに、四里四方けがれのない平野へでて、ふだんの護り神をおがみ、壇をきずいて霊峰の水をささげます。――次に、おのれの生年月日をしたためて、人形の紙をみ神光で焼くこと七たび、かくして、十方満天の星をいのりますれば、兇難たちどころに吉兆をあらわして、どんな大敵に遭いましょうとも、けっしておくれをとるということがありません」

呂宋兵衛は、怪力もあり幻術にも長じているが、異邦人の血のまじっている証拠には、戦いというものに対して、すこぶる考えがちがう。