Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
しんしゅうてんまきょう
神州天馬侠
吉川 英治
Lesen Sie 神州天馬侠 (しんしゅうてんまきょう) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 511.765 Zeichen · 1011 Bildschirme
等分にいって、クルリと、幕のすそをまくりあげた。――そして、
「お渡しすることはお渡しいたすが……ただしでござる、いずれへお渡しいたすのが正義なりや、一火もホトホトとうわくつかまつるしだい、ついては、ざんじ休息のうえ、門弟たちとも評議をかさねてあらためてご返答をいたす考え、失礼ながらしばらくそれにてお待ち願いたい」
ハラリと帳をおろすと、幕のかげへ引ッこんでしまった。
三
この場合にのんきしごくな――。
と思うまもなく鐘巻一火は、また、幕をしぼってあらわれた。
解決がついたか、まえのとうわくな気色が晴れている。
「咲耶子が気がつきましたぞ」
双方へむかっていった。
「おう、では大したけがもないか」
「腕の鉄砲傷は急所がそれておるし、ただいま、門人に手当をさせておるゆえ、べつだんなこともないようでござる」
そういってから――さて――と言葉をあらためて、
「ただいまのこと、一同評議の結果、これはやはり御岳の神慮におまかせいたすのがとうぜんであろうという意見に一決したが、双方ごいぞんはないであろうか」
「神慮にまかすという意味は、神籤でも引いて決めようということであるか」