Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

とらのきば

虎の牙/透明怪人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 虎の牙/透明怪人 (とらのきば) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 193.761 Zeichen · 388 Bildschirme

Aozora Bunko

警部補は顔色をかえて、

「しまった。明智さん。あなたの説明なんか聞いているのじゃなかった。ゆだんでした。明智さん、どうしたものでしょう。いまから追っかけたって、まにあわないし……。」

と、じだんだをふまんばかりです。

しかし、明智はさわぐけしきもありません。

「イヤ、まだぼくの負けじゃありませんよ。ぼくのほうには万々一の用意がしてある。あいつがぼくに化けて、逃げるかもしれないということは、ちゃんと考えに入れてあったのですよ。天野勇一君はまだ小さいので、横浜のぼくの友人のうちへひきあげさせたが、小林と三人の少年は、帰ったわけではありません。万一、怪人が逃げだした時、尾行するために、この門の外の立ち木のかげに、待機していたのです。」

「しかし、あいつが明智さんに化けたのでは、子どもたちも見のがしたかもしれませんね。」

「それはだいじょうぶです。小林は、そういうことになれています。それに、たとえぼくとそっくりのやつでも、ひとりで門を出る男があったら、かならず尾行するように命じておきました。イヤ、そればかりではありません。もっとおもしろい計画があるのです。見ていてごらんなさい。