Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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とらのきば

虎の牙/透明怪人

江戸川 乱歩

Lesen Sie 虎の牙/透明怪人 (とらのきば) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 193.761 Zeichen · 388 Bildschirme

Aozora Bunko

ゴムひも

そして、明智探偵を魔法の国の人民にして、わしのけらいにしてしまうのだ。わしは、それを思うとゆかいでたまらないんだよ。」

魔法博士は、例の黒マントを、コウモリの羽のように、ヒラヒラさせて、さもおもしろそうに笑うのでした。

ゴムひも

食事をおわると、小林君は勇一少年とひきはなされ、またもとの、うすぐらい牢屋のような部屋に、とじこめられました。そして、外から、ドアにピチンとかぎをかけられてしまったのです。

明智探偵をぬすみだすという話を聞いたので、小林君は心配でたまりません。どうかして、このことを明智先生に知らせたいと思うのですが、この部屋を逃げだすことは、とてもできません。ドアにかぎがかかっているばかりでなく、外の廊下には、また、あの虎が、番をしているのです。

「ここを逃げだそうとすれば、たちまち虎にくわれてしまうのだ。いのちがおしかったら、逃げることなんか考えないがいい。」

小林君をとじこめるとき、魔法博士はこう言いわたしたのです。

しかし、このまま、ジッとしていて、病気の明智先生に、もしものことがあっては、たいへんです。どうかして、このことを知らせなければなりません。