Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
とらのきば
虎の牙/透明怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 虎の牙/透明怪人 (とらのきば) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 193.761 Zeichen · 388 Bildschirme
空中浮遊術
ああ、なんというあざやかな奇術でしょう。しかし、これだけならば、ふつうの奇術師にも、できないことではありません。読者諸君も、よくお考えになれば、そのやり方がわかるはずです。
ところが、博士はこれを、こてしらべだと言っています。ほんとうの大魔術はこれからなのです。いったい、どんな魔法を使おうというのでしょう。
何かおそろしいことが、おこるのではないでしょうか。魔法博士は、なんの目的で、こんな魔術の会をひらいたのか。ただ子どもたちをよろこばせるため? いや、いや、どうもそうではなさそうです。小林少年が、ちょうどこの会に来あわせたというのも、もしかしたら、博士がわざと、そうさせたのかもしれません……。では、なんのために?
空中浮遊術
そのとき、魔法博士は、白いマントをコウモリの羽のようにヒラヒラさせながら、両手で空中をなでるしぐさをしますと、みるみる、その雨戸ほどもあるカードが、笑っている女王さまもろとも、空気の中へとけこむように、スーッと消えていってしまいました。
魔法博士の白い姿が、舞台のまん中に立ってうやうやしく一礼しました。
「みなさん、おどろいていますね。