Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
とらのきば
虎の牙/透明怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 虎の牙/透明怪人 (とらのきば) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 193.761 Zeichen · 388 Bildschirme
「さあ、ここがわしの研究室だ。ここでゆっくり話をしよう。」
大友君はその部屋に、はいると、びっくりして、キョロキョロと、あたりを見まわしました。防空ごうのおくに、こんなりっぱな研究室ができているなんて、夢にも考えていなかったからです。
その部屋は十五畳ぐらいの広さで、ゆかも、天井も、まわりのかべも、コンクリートで、かためられ、いろいろな、ふしぎな道具が、部屋いっぱいに、ならべてあります。まず目につくのは、一方のすみにある、外科の手術台のような、白くぬった金属の台です。そのそばに、やはり白くぬった大きなガラス戸だながあって、いくだんにもなったガラスのたなの上に、ピカピカ光ったナイフだとか、ハサミだとか、きみの悪い外科手術の道具のようなものが、かぞえきれぬほど、ならんでいます。
また、一方には、大きな台があって、その上に、化学実験につかう、きみょうな形をしたガラスビンのるいが、大きいのや小さいのが、ゴタゴタとならんでいます。台の上にはアセチレン・ガスが、青いほのおをたてて、もえている上に、大きなまるいガラスビンがのせてあり、その中に、むらさき色の液体が、ブツブツとあわをたてて、わきたっています。