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Japanische Klassiker mit Furigana

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やそうざっき・やちょうざっき

野草雑記・野鳥雑記

柳田 国男

Lesen Sie 野草雑記・野鳥雑記 (やそうざっき・やちょうざっき) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 144.016 Zeichen · 284 Bildschirme

Aozora Bunko

巣箱を設ける位な人はこの鳥のために、今の内に壁へ板でも出しかけて、少しは親切を示してやってもよいと思う。

電線はこの頃では燕はとまらず、ただ頬白ばかりが利用している。大きな松の木などもあるのに、わざわざ窓に近い針金の上にとまって、時々は一時間も囀りつづけていることがある。多分は遠くの見える処を好むからであろうが、我々には何か人間に親しみたい風に見える。この鳥くらい物おじをせぬ快活な鳥はないと言った人があるが、なるほど冬のさ中にも里から遠くへは去らず、いつも路傍の叢の上ばかりを飛んでいる。アオジも遁げない鳥で、「婆たらし」などの異名があるが、これは声も羽の色も共にじみで、おまけにこの辺では妻問いの季節になっても、高い枝に飛び上って囀ろうとしない。これに反して画眉鳥の雄ばかりは、家庭を女に任せていつでも歌っている。そうして巣のある処から、かなり遠くまで出てあるくようである。

私はこの節朝早く目があくので、改めて雀の言葉を調べて見ようとしている。それにはこの季節が一番都合がよく、冬はただ一群の村雀となってしまうものが、今は明かに老若男女の区別を立て、その間の交渉が最も複雑になっている。