Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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おれはにじゅうめんそうだ

おれは二十面相だ/妖星人R

江戸川 乱歩

Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme

Aozora Bunko

みんなが、立って、窓からのぞきました。

『へんだぞ。いってみよう。』

わたしはそういって、懐中電灯をもつと、外へとびだしていきました。あとのふたりも、ついてきました。

ヒマラヤスギに近づいて、懐中電灯をてらしてみると、そこにおそろしいものが、うごめいていたのです。あのカニのこうらのような頭をもった、カニ怪人です。こうらの下に二つの目が、青い火のように光っていました。

いま地面から、はいだしたところでした。青い目で、じっとこちらをにらんでいるのです。

わたしたちは、キャッといって、にげだしました。しかし、あいても、おどろいたのでしょう。そのまま、地面の中へ、もどっていったのです。二十メートルもにげて、ふりかえってみると、カニ怪人は、からだをぜんぶ、地面の下にいれて、大きな頭だけが、地面の上にのこっているのでした。そして、その頭も、わたしたちの見ている前で、地面の中へ、すいこまれてしまったのです。

わたしたちは、しばらくして、そこへもどってよくしらべてみましたが、地面には、なんのあとものこっていませんでした。むろん、穴なんかあいていないのです。」

古山博士が、そのあとをひきとって、話をつづけました。