Japanische Klassiker mit Furigana
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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
Lesen Sie おれは二十面相だ/妖星人R (おれはにじゅうめんそうだ) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 194.415 Zeichen · 391 Bildschirme
飛びかかるトラ
」
ひもは、その切れたところまで、すっかり、たぐりよせられていました。
みんなは、おどろいて、井上君のまわりに集まりました。
「それじゃ、道しるべが、なくなってしまったんだね。」
「ぼくらは、もう帰れなくなったんだね。」
ノロちゃんは、ベソをかいています。ノロちゃんばかりではありません。みんな心配で、胸がドキドキしてきました。
飛びかかるトラ
「ぼくがわるいんだよ。ぼくがころんだのが、いけないんだよ。みんな、ぼくを、うんと、なぐっておくれ。」
さすが、力じまんの井上君も、泣き声になっています。
小林団長は、ひもの切り口を、懐中電灯でしらべていましたが、はっとしたように、顔をあげてさけびました。
「そうじゃないよ。きみがころんだから、切れたんじゃないよ。
ほら、この切り口をごらん。だれかが、ナイフかハサミで、わざと切ったんだよ。岩かどですり切れたんじゃないよ。」
いかにも、それは、なにかするどいはもので切ったような、切り口でした。
「だれだろう。いったい、だれが、こんないたずらをしたんだろう?」
なんだか、気味がわるくなってきました。
「あっ、わかった。魔法博士だよ、きっと。