Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいていたいりく

海底大陸

海野 十三

Lesen Sie 海底大陸 (かいていたいりく) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 89.400 Zeichen · 179 Bildschirme

Aozora Bunko

「ええっ、この真上の洋上というのかい。一体ここはどこだろうねえ」

クーパーは三千夫をひしとだきしめて、はなそうともしない。そうであろう。かれは知りたいと思っていた遭難当時の模様がいま三千夫の口からもれてくるので、まるで飢えた者が食をもとめるようなさわぎであった。

「クーパー事務長、あなたはまだ知らないのですか。ここは大西洋の海底ですよ」

「大西洋の海底だって? いや、そんなばかなことがあるものかね。海底だというが、海底なら海水につかっていなければならない。ところがここには空気があるばかりで、海水なんかどこにも見えないよ。海底ではない」

「そうじゃないですよ、クーパーさん。海水はないけれど、大西洋の海底にはちがいないのです。海底のそのまた底に、こうしたアトランタという国があるのです。もっともこの国の生物は、海水にすんでいた動物から進化したので、軟体動物みたいな形をしていますが、いま、海底大陸の空気洞の中にはいって、空気をすって生きているのです」

「なんだかしらないが、おまえもなかなか学者みたいな口をきくようになったね」

「え、クーパー事務長。それは海底大陸の研究大家である長良川博士に教わったのですよ。