Japanische Klassiker mit Furigana
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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
Lesen Sie 海底大陸 (かいていたいりく) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 89.400 Zeichen · 179 Bildschirme
運命のわかれみち
艇内でも申したように、この海底大陸対地上大陸の大戦争をひきおこすところまでいくにちがいありません。それはおたがいさまに、得のいくことではないのです。大殺戮と大乱費とのおこなわれる前に、われわれは理解しあわなければなりません。そのためには、メリー号を一時間もはやく海上へもどすことがいいのです」
「博士、こまったことに、わがアトランタニアンは、地上人類の恐るべきことをまだはっきり知らないのです」
「相手が恐ろしいということよりも、正義感からいって、さっそく、もとへもどしてやらねばなりませぬ。そうではありませんか」
長良川博士の正論の前に、ロロー殿下は、沈黙してしまった。まったくそれにちがいない。博士のいうとおりだ。しかし海底超人たちには、博士のまだ気がつかないところの、戦慄すべき、異種生物の心の中を流れる大秘密がある。そいつが今後どんなふうに爆発するか、博士は知らないのだ。ロロー殿下自身も、今そこまでは説明したくないと思っている。
運命のわかれみち
ロロー殿下は、長良川博士にしばらく待っていてくれるようにたのんで、また宮殿の奥をさして姿を消した。
しばらくすると、ロロー殿下は、ふたたび姿を現わして、長良川博士のところへ急ぎ足でやってきた。