Japanische Klassiker mit Furigana
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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
Lesen Sie 海底大陸 (かいていたいりく) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 89.400 Zeichen · 179 Bildschirme
クイーン・メリー号は叫ぶ
そのうちに、料理人のひとりが、ほうちょうを持つ手をハッととめて、警部の方をふりむき、
「あッ、出てきましたよ。これじゃありませんか」
と、さし出したのは、一つの細い布テープをまるめたものであった。血をあらってそのテープをのばしてみると、文字のようなものが現われた。
「おお、これだこれだ」とスミス警部はうなった。
「こうなくちゃならないとおもっていたんだ。するとクイーン・メリー号は、どうしてもこのへんの海面下にいなければならないんだ!」
警部の手にした、魚の血によごれた布テープには、そも、いかなる記号がついていたのだろうか。
クイーン・メリー号は叫ぶ
エバン船長が、顔をかがやかして、スミス警部の方へおりてきた。
「どうじゃネ。何か見つかったらしいが」
「ええ、船長、これをごらんなさい」
といって、さし出した布テープを見れば、その中には、英語で次のようなかんたんな文句がタイプライターでうってあった。
「SOS。この附近を探セ。クイーン・メリー号」
クイーン・メリー号からの救助文なのであった。
「ややッ、これはメリー号の通信じゃ。うむ、おどろくべき発見じゃ」
といって、エバン船長は感激の色をしめして、スミス警部の魚くさい手をぐっとにぎりしめた。