Japanische Klassiker mit Furigana
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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
Lesen Sie 海底大陸 (かいていたいりく) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 89.400 Zeichen · 179 Bildschirme
スミス警部くさる
「えッ、『鉄の水母』はいまの爆撃で、沈んでしまったのではないのですか」
「どうしてどうして、爆弾が落ちるのを待っているような『鉄の水母』ではないわい。かわいそうに、やられたかなと思った瞬間、ずぶりと水の中にもぐって、今はあのむらさきの光りが出ている海面下に爆弾をさけているのじゃ」
と、ルゾン号の船長がいった。
爆撃機はつぎつぎに紫の光りのために視界をさまたげられて、爆撃を断念した。
あまりのふしぎに、みるものは声もなく、この場の光景にのまれていた。
スミス警部くさる
「なにをやっているのです。ラスキン大尉」
と、スミス警部はまっさおになって、マイクの中にどなりこんだ。
「うむ。ざんねんながら断念のほかない」
と、ラスキン大尉の声は悲壮だった。
「海賊船は、わが戦隊のもっていない奇襲兵器でもって攻撃してきた。このままではだめだ。われわれは敵をあなどりすぎていた」
「断念するというのですか。そんなことはない。まだ機関銃があるでしょう」
「なにがあっても、もうだめだ。一たん本国に引き上げるよりほかはない」
そういっているうちに、八機の爆撃機を撃退した「鉄の水母」は、ラスキン大尉らをあざ笑うかのように、また海面にぽっかりと浮きあがった。