Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
とらのきば
虎の牙/透明怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 虎の牙/透明怪人 (とらのきば) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 193.761 Zeichen · 388 Bildschirme
あとになって、わかったのですが、この穴は、部屋と部屋とのあいだのかべが、ある箇所でひじょうにあつくなっていて、そのかべの中に、このたて穴がつくってあったのです。
まえに世田谷区の怪屋を、すみからすみまで、しらべたけれども、どこにもあやしい箇所はありませんでした。それで安心していたのですが、ここは世田谷の洋館ではありません。ふたごのように、よくにた横浜の洋館です。外から見たのでは、そっくりですが、中にはいろいろな魔術のしかけがしてあります。さすがの明智探偵も、そこまでしらべているひまがなかったのです。
明智は直立の鉄ばしごを、おりはじめました。三人の警官もそれにつづきます。あいては人殺しの大きらいな怪人二十面相です。いまも言ったように、ピストルはけっして、うたないでしょう。ですから、そのほうの心配はありませんが、穴の底に、どんなしかけがしてあるかと思うと、じつにぶきみです。
ああ、明智探偵たちは、うまく怪人をとらえることができるでしょうか。なにか思いもよらぬ、きみの悪いことが、おこるのではないでしょうか。
密室のなぞ
鉄ばしごは五メートルほどでおわり、足がコンクリートのゆかにつきました。