Japanische Klassiker mit Furigana
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とらのきば
虎の牙/透明怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 虎の牙/透明怪人 (とらのきば) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 193.761 Zeichen · 388 Bildschirme
恐怖の歯がた
魔法博士は、わざわざ花田少年を、怪屋の中へつれこんでおいて、そのまま、とりこにもしないで、森の中へほうりだしておいたのは、なぜでしょう。そこになにか、深いこんたんがあるのではないでしょうか。
ここまで言えば、かしこい読者諸君は「ハハーン。」とお気づきになったかもしれませんね。魔法博士の大魔術の種が、諸君には、もうちゃんとわかってしまったかもしれませんね。
恐怖の歯がた
このなんとも説明のできない、ふしぎな事件があってから二日目のことです。千代田区の明智探偵事務所の奥まった一室で、ベッドに横になったままの明智探偵と、助手の小林少年とが、何か熱心に話しあっていました。
明智探偵は、ながいあいだ病気で寝ていましたが、きょうはすこし気分がいいと言うので、ひさしぶりで、小林君をベッドのそばへ呼んだのです。小林君はいままで、先生の病気にさわってはいけないと思って、事件のことは何も言わないのですが、きょうは、先生のほうからたずねられたのと、それに、どうしてもほうっておけないようなおそろしいことが、新しく、おこっていましたので、魔法博士の一件を、すっかり先生にお話しました。